テクスターの強み
テクスターの強み
ものの豊かさから心の豊かさへ、という時代の変化からか、建築にも合理性や効率性だけでなく多様な価値観が求められています。しかし、建築とはもともと多様であり、だからこそ奥が深いのではないでしょうか。一つひとつが異なり、一人ひとりに主張があるからこそ建築の仕事は楽しい。私たちは常にそう実感し、「創るこころ」を大切にしています。
現代建築の現場では、プロジェクトが巨大化する一方で仕事が細分化し、本来一体であったはずの「創」と「技」が垂離しつつあるように思えます。そしてそれは、自ら考え、創り出すという原点の喪失につながるのではないでしょうか。そうした流れとは逆行するように、私たちは、自社をあえて美術家や工芸家の仕事場を指す「工房」と位置付けています。それはつまり、自社を「創るこころ」と「技」が一体となって作品を生み出す場として捉えているからにほかなりません。私たちは、たとえ小さな存在であっても「創と技」をトータルに表現できる工房でありたいと願っています。
私たちは、これまでも幅広い建築分野の仕事に取り組み、とりわけ伝統的木工造作工事においては、ありがたいことに各方面から高い評価をいただいております。しかし、さらにハイレベルをめざして得意化するとともに、さまざまなニーズに対応できるよう、多様化の歩みを止めるつもりは一切ありません。「得意化」と「多様化」に取り組み、これまで以上にお喜びいただけるサービスを提供してまいります。
自社を「工房」と位置づけても、今日の大手ゼネコン主体の業況にあっては、プロジェクトの中でいかに独自性を発揮していくかが重要なカギとなります。そのためには、先に述べた技術の得意化・多様化はもちろん、トップダウンの中に埋没しない自由な発想や柔軟な思考が大切になってきます。ときにはシンクタンクとして、ニーズを解決できる提案や、新規顧客へと自己主張ができるプロ集団になることも必要。私たちは常に貪欲です。
建築に限らず、技術や文化、伝統から逃れられるものはありません。だからこそ技術には普遍性があり、法隆寺や姫路城の中に絶えず、「新しくて古い」「古くて新しい」ものを見出せるのではないでしょうか。
どのような最新の機械や先端技術が生まれても、ものを作るのは人間。
時代を超えるのは「作るこころ」だと私たちは信じています。
私たちはこれまで、伝統的な造作工事を得意としてきました。しかし、近年は鉄筋コンクリート構造のマンションや公共施設の造作・内装工事を多数発注いただくようになり、そのための研究開発や新構法の木造建築にも積極的に取り組んでいます。もちろん試行錯誤も多いですが、ものづくりの基本は「作るこころ」。伝統を大切にしつつ、その上に柔らかな頭脳やハートを乗せ忘れていません。
「作るこころ」があっても、それにともなう技術がなければ意味がありません。一人ひとりの技術力こそ私たちの自信です。建築設計士・施工管理士・技能士など、たしかな技術を誇る人材が、小さな会社に多士済々。そのうえ一人ひとりがスキルアップに実に意欲的です。仕事をするのは会社という集合体ですが、真価を問われるのは個体としての各人の技術力だと確信し、日々取り組んでいます。
「集合体であり個体である」ということは、それだけ一人ひとりに課せられる責任や役割が重大に。ましてや建築は工業製品とは異なり、それぞれの人間が自分の持ち場で、「いかに良くするか」という思考を続けながら手を加えていくもの。ですから、私たちは各人が柔軟な思考力や豊かな発想力、よりハイレベルな技術力を身につけられるよう日々努力しています。ものを作るのも、未来を築くのも、当社では一人ひとりが主役です。
さまざまな技術の中でも、建築技術ほど人間くさいものはありません。
手がけてきた建築例を見ても、不思議と携わった人間の個性が現れます。
非常に人間くさいものですから、建築の善し悪しを決めるのもその人の人間性。よく働き、よく遊び、「造るこころ」を磨くのも大切なことです。私たちは、社員一人ひとりの「個性」と「個声」を尊重しています。
いざ打合せ、という時に、口頭でのやり取りだけでは具体的にイメージしにくいこともしばしば。それを解消するのが、「サンプルをお見せする」という取り組み。
視覚的に理解できるので、双方のイメージを共有しやすく、打合せがスムーズに進むとご好評いただいております。
有限会社テクスターは
お客様への細やかな気配りも忘れません
有限会社テクスターは、平成16年の設立以来、「木工事専門」を掲げ、ひた走ってまいりました。現在では30名以上の社員が、一人ひとりの役割に責任を持ち、さまざまな現場で携わっています。姫路市を拠点に全国各地で対応しておりますので、造作工事や天井・壁の下地づくりなど、木工事に関するご要望はぜひ一度ご相談ください。